絵本出版・えほん出版 株式会社集文社
集文社は創業1973年の出版社です。
2014年4月に代表取締役が早川裕になり、絵本を中心とする出版社に変わりました。
早川は、クレヨンハウスで書店員を数年経験し、出版営業として15年間全国主要書店の絵本担当にお会いし、独立後は延べ20社以上の絵本出版社の営業をサポートさせていただき、JPIC読書アドバイザーとして絵本の読みきかせを250ステージ経験し、2014年より絵本の編集に携わっています。
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集文社は、新人絵本オーディションを主宰し、えほんみち絵本講座を共催するなど、絵本作家の育成や新人作家の絵本の出版を積極的に行っていくことで、絵本業界の活性化に貢献してまいります。
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『絵本』とは何でしょうか?
「絵本」という言葉を聞いた時、どのような本を思い浮かべますか?
自分が幼い頃に読んだあの絵本でしょうか、それとも大人になってから幼い子に読んであげた絵本でしょうか?
各々が様々なイメージを持っている絵本ですが、その「絵本」という言葉を改めて定義するとしたら、どのような表現になるでしょうか?
童話でもない、漫画でもない、画集でもない、詩画集でもない、イラストエッセイでもない、絵本の定義です。
集文社の代表、早川裕はずっと「絵本とは何か」というテーマを抱えていました。
なぜなら、絵本の選書眼を会得するにはそれがわかる必要があると思ったからです。
しかしクレヨンハウスのスタッフになった1989年から退職した2003年までの19年8か月、書店員を経験したり出版営業として北は旭川から南は鹿児島までの主要書店の児童書担当者にお会いしたりしてきましたが、結局その結論にはたどり着けませんでした。
その後、絵本出版社の営業をサポートする会社を立ち上げ、その業務のかたわら「絵本とは何ぞや」という命題に取り組んできました。
絵本に関する本を読むだけでなく、日本の絵本業界をけん引してくださった福音館書店の松居直氏の講演や、今までに400点もの絵本を創作された五味太郎氏の講演を追っかけのように聞いてまわったりもしました。
その内容は2020年に『絵本はもっと面白くなる!』(牧野出版)にまとめました。
しかし「絵本とは何か?」について自分なりの答えを見つけた結果、1年間に1200タイトルもの新刊の絵本が出版される日本にありながら、これは素晴らしいと言える絵本には3年に1冊ぐらいしか出会えなくなってしまったのです。
この現実に愕然とし「これはもう既存の作家や編集者に任せきっていてはダメだ、全国に埋もれている絵本作家の卵を発掘するしかない」との思いを強くし2015年から「新人絵本オーディション」を始めました。
しかし応募作品の多くが、絵は上手なのに絵本の文や構成が良くなかったり、絵本をわかっていない絵本もどきの作品ばかりという現実に直面します。
これは絵本の文や構成に重きを置いた講座が無いからだと気づき、2016年からスタートさせたのが半年単位の「えほんみち絵本講座」でした。
この講座は関西でも2018年からスタートし、現在東京が15期、京都が12期を数えます。
2014年からは集文社の代表に就任、絵本を中心に出版を行っています。
最近は「絵本への理解を深める一助になれば」との思いからYouTubeで「全く新しい絵本の見方」「全く新しい絵本の読み聞かせ」「全く新しい絵本の作り方」というテーマで動画をUPしています。
自費出版と商業出版との決定的な違い
絵本作家を目指しておられる方の中には、絵本の出版にあこがれるあまり、作品を自費で印刷製本してしまわれる方がおられますが、それは絶対お勧めできません。
なぜならそのような手間と経費をかけても絵本編集者が特別興味を示す事はないからです。
またWeb上でデジタル絵本をUPさせたとしてもほとんどの場合、絵本編集者の目にはとまりません。
なぜなら毎年1200点もの新刊絵本が出版されていますので、新しく依頼する作家はその中からいくらでも探せるからです。
単に上製本を100冊ぐらい印刷製本するだけでも数十万円かかるでしょうし、まして自費出版となると、大手出版社で500万円くらい、自費出版専門の出版社で360万円くらいかかると聞いたことがあります。
記念の1冊としてなら別ですが、商業出版につながる事を期待して自費出版をしても無駄に終わると断言出来ます。
なぜなら商業出版と自費出版とでは決定的な違いがあるからです。
商業出版の場合は絵本をわかっているプロの編集者やデザイナーが作家とやり取りすることによって作品を最高の状態に仕上げていきますが、自費出版の場合は作家が描いた絵や文をそのまま印刷製本してしまうからです。
私たちが書店などで目にする絵本たちは、長新太さんや五味太郎さんといった天才絵本作家を除いては、皆プロの編集者のサポートによって完成させているのです。
モーリス・センダックもエリック・カールも、優秀な編集者がいたからこそ、あの名作絵本を生み出すことが出来たのです。
えほんみち絵本講座のワークショップでは、受講者が満を持して自作を発表しても、他のメンバーから痛烈なダメ出しをもらっているケースが良くあります。
一人アトリエにこもって絵本制作に没頭したからと言って、絵本編集者に振り向いてもらえるような作品を作るのは至難の業なのです。
しかしだからと言って、講演会やギャラリーなどでたまたま出会った絵本編集者の袖をつかんで、指導を仰ぐようなまねはしないでください。
絵本編集者は目の前の作品にコメントすることは出来ますが、素人同然の絵本作家志望者を育てる術を持っている編集者はほんの極少数だからです。
下手をすると絵本作家志望者をかえって迷宮に追い込んでしまいかねません。
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集文社では自費出版ではなく「絵本の共同出版」を承っております。
共同出版とは、出版にかかる経費を依頼者と出版社とで折半する方法で、集文社の共同出版は編集・ブックデザイン・印刷・製本・販売促進・書店出荷・在庫管理の全てを集文社が担当し、実売に応じて毎年印税もお支払いしています。これは一般の商業出版とほぼ変わらない方法なうえ、共同出版だということは絵本本体を見ても全く分かりません。
この共同出版を集文社では現在、120万円(税別)から承っております。
ただし共同出版に際して、文・構成に関する審査があります。
審査の結果、共同出版が決まった場合でも、文・構成・絵に関して厳しいアドバイスがある事をあらかじめご了承ください。
紙の価格が上昇し諸経費が値上がりしている現在、いつまでこの金額でご案内出来るかわかりません。
ご興味のある方はお早めにお問い合わせください。
宜しくお願い申し上げます。
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〒160-0022東京都新宿区新宿1-2-1
新宿御苑前マンション407
株式会社 集文社
TEL03-5357-7361 FAX03-5357-7362
info@shubunsha.net
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絵本はもっと面白くなる! 発売(2020年 5月)
世界は広いが、絵本の世界はもっと広いぞ!
絵本業界35年の著者がホンネで語る
ここに、絵本とのつきあい方のすべてがある



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